bahamas-bar女子バーテンダーるなのブログ

女子バーテンダーの日々のお酒の勉強と実習(飲み)の記録です。試験に出るかも笑

2022/10/21 とりあえずジントニック

ジントニック


お世話になった大切な人を偲んで、
その人と縁の深いライムでジントニックを頂き、想いを馳せる。


カクテル言葉は「強い意志」


バーのお客様にとってジントニックは飲み易く、もっともとっつき易いカクテルとも言われる。


居酒屋でとりあえずビールみたいに、バーではとりあえずジントニックのオーダーが多い様だ。


ジントニックの基本はジンをトニックで割ることである。簡単か。笑


でもどんなジンを使うのか、ライムかレモンか、スライスなのか、カットなのか、添えるだけか絞るのか、氷はいつ入れるか、どの工程をどのタイミングで行うのかなどなど。


ベースが簡単だからこその、その店なりバーテンダーなりのスタイルがある。


当店のジントニックには欠かせない地元産無農薬のこだわりライムが有り、このライムを知ってしまったらもう、スーパーの店頭に並んでいる輸入ライムなどとは全く別物で、その方の名前からマナベライムと勝手に呼ばせて頂いている。


このライムの季節が終わり、手に入らない時は他のライムを使うよりは、いっその事ライムジュースを使う事にしている。


この特別なライムを使ったジントニックを飲まれたお客様はこのこだわりにもご理解頂き、新鮮な地元産マナベライムの入荷する季節を楽しみにして下さる様になった。


そしてこちらは手法の話であるが、グラスにトニックウォーターを注ぐ時もジンの美味しさを損なわない様に細心の注意をはらいながらお客様へお出しする。


私も他のバーへ伺った時は、とりあえずジントニックで、その日のお酒の当たりを見込んでしまう所が有るので、特に初めて来店されたお客様の最初の1杯をお出しする時は笑顔を保ちながらも、結構緊張しているものなんです。笑

2022/10/20 ランバリョン!


ラム


サトウキビを原料にして造られる蒸留酒。


17世紀初め、西インド諸島のバルバドス島にやってきたイギリスジンがサトウキビを蒸留して造った。


この酒を初めて飲んだ原住民たちが酔って興奮(Rumbullion)した。
このランバリョンという言葉からラムと呼ばれる様になったと言われている。


現在、産地や製法によって、様々なタイプが造られ、風味によってライト・ラム、ミディアム・ラム、ヘビー・ラムに分けられ、色はホワイト、ゴールド、ダークに分けられる。


カクテルのベースとしてもっともよく使われるのはライト・ラムである。

初めて、ご来店のお客様には店名の由来をかなりの確率で尋ねられる。


西インド諸島の国の名前がついているからか、その国にまつわる由来を想像される割に、南国ムードが有るわけでもなく、普通のオーセンティックバースタイルなので不思議に思われる様子。


何のことは無い。私の若かりし頃に入り浸っていた東京六本木のバーの店名を一部パクっただけなのだ。笑


その店は、芋洗坂の途中のビルの5階に有り、カウンターだけと言っていい程の隠れ家という表現がぴったりの小さなバーだった。


昼間は全く接点など何も無い、その夜、居合わせた客同士がまるで十年来の友人の様に朝まで飲み語り、愉しい時間を過ごす。


お互いの店での愛称以外何も知らないのに、約束しなくても、そこへ行けば仲良くなった常連客の誰かしらに逢えるだろうと、一人でふらっと出かけていける、とても粋で素敵なバーだった。


そんな愉しくお洒落な空間に身を置いている自分が心地良く、足繁く通った思い出は私の宝。


まさか自分がカウンターの中に立つ事になるとは想像した事も無かった私が何かの巡り会わせで店名を考える時に真っ先に浮かんだのが、思い出のバーの名前。
一部拝借させて頂きましたが、やっぱりこの店名にして良かった。


今夜もバーに来られるお客様がそれぞれに、非日常を愉しく過ごして頂けますように。

2022/10/19 塩犬!


ソルティー・ドッグ


飲みやすくて、男性、女性問わず、人気のカクテル。


イギリスの船の甲板員を指すスラングで、「しょっぱい奴」の意味のソルティー。(...ディスってたのね笑)


ドッグは当初、グラスのエッジにカットしたグレープフルーツを犬のしっぽに見立てて飾っていたところからついたと言われている。


現在はグレープフルーツが飾られていないスタイルが主流になっている。


度数の高い強烈なウオッカをグレープフルーツの甘酸っぱさでやさしく包み、スノースタイルの塩が効果的なアクセント。


甘いカクテルが続き、一旦リセットしたい時に最適のカクテルでスッキリと飲みやすく人気が高い。

カクテル言葉は「寡黙」意外。笑


当店でおまかせオーダーのお客様の味のアクセントを変えて提供したい時にお出しすると、大変気に入られて、以降ソルティー・ドッグばかり召し上がられる様になられたお客様も一人二人ではない程です。
私もこのカクテルは塩をつまみに永遠に呑めます。笑


塩なしのスタイルをオーダーされる場合は、ブルドッグと呼び名が変わるため、カクテルにまつわる愉しいお客様との会話のアクセントにもなっており、常連のお客様方々は名前の変化を面白がられて、「塩犬大型で!」「じゃあこっちは子犬!」などと愉しくオーダーされています。


ウオッカ30ml 
グレープフルーツj
塩(スノースタイル)