2022/10/20 ランバリョン!
ラム
サトウキビを原料にして造られる蒸留酒。
17世紀初め、西インド諸島のバルバドス島にやってきたイギリスジンがサトウキビを蒸留して造った。
この酒を初めて飲んだ原住民たちが酔って興奮(Rumbullion)した。
このランバリョンという言葉からラムと呼ばれる様になったと言われている。
現在、産地や製法によって、様々なタイプが造られ、風味によってライト・ラム、ミディアム・ラム、ヘビー・ラムに分けられ、色はホワイト、ゴールド、ダークに分けられる。
カクテルのベースとしてもっともよく使われるのはライト・ラムである。
初めて、ご来店のお客様には店名の由来をかなりの確率で尋ねられる。
西インド諸島の国の名前がついているからか、その国にまつわる由来を想像される割に、南国ムードが有るわけでもなく、普通のオーセンティックバースタイルなので不思議に思われる様子。
何のことは無い。私の若かりし頃に入り浸っていた東京六本木のバーの店名を一部パクっただけなのだ。笑
その店は、芋洗坂の途中のビルの5階に有り、カウンターだけと言っていい程の隠れ家という表現がぴったりの小さなバーだった。
昼間は全く接点など何も無い、その夜、居合わせた客同士がまるで十年来の友人の様に朝まで飲み語り、愉しい時間を過ごす。
お互いの店での愛称以外何も知らないのに、約束しなくても、そこへ行けば仲良くなった常連客の誰かしらに逢えるだろうと、一人でふらっと出かけていける、とても粋で素敵なバーだった。
そんな愉しくお洒落な空間に身を置いている自分が心地良く、足繁く通った思い出は私の宝。
まさか自分がカウンターの中に立つ事になるとは想像した事も無かった私が何かの巡り会わせで店名を考える時に真っ先に浮かんだのが、思い出のバーの名前。
一部拝借させて頂きましたが、やっぱりこの店名にして良かった。
今夜もバーに来られるお客様がそれぞれに、非日常を愉しく過ごして頂けますように。
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