bahamas-bar女子バーテンダーるなのブログ

女子バーテンダーの日々のお酒の勉強と実習(飲み)の記録です。試験に出るかも笑

2022/10/18 当店は、お通しテキーラです笑

テキーラ
メキシコ産の蒸留酒。
アロエを大きくしたような竜舌蘭というヒガンバナ科に属する多肉植物の一種が原料で、その茎を糖化、発酵、蒸留して造られる。


メキシコでは竜舌蘭のことをマゲイ(Maguey)あるいは植物学者リンネの命名であるアガベ(Agave)と呼んでいる。
そして、竜舌蘭のうち酒の原料として使われるものはアガベ・アメリカーナ、アガベ・アトロビレンス、アガベ・アスール・テキラーナの3品種だが、メキシコでアガベを蒸留した酒は一般的にはメスカル(Mezcal)と呼ばれ、ハリスコ州テキーラ村を中心とした特定地域で栽培したアガベ・アスール・テキラーナを特定地域で蒸留したものに限り、法的規則によって、テキーラと呼ぶことができる。
この法的規則は、フランスのコニャックやアルマニャックなどに適用されているAC法(原産地呼称法)に似ている。   (・・・・・試験に出たなぁ~AC法)


テキーラは熟成させる期間によって「ブランコ」、「レポサド」、「アネホ」の3種類に区別するのが一般的で、ほとんど熟成させずフレッシュな素材の風味とキレのある口当たりが特徴であるブランコはホワイトテキーラとも呼ばれ、トロピカルなカクテルを作る際のベースに用いられることが多い。


2ヶ月以上熟成させたレポサドはエイジ・テキーラとも呼ばれ、褐色がかった金色を帯びているため熟成させないタイプで、ブランコとレポサドをミックスしたものをゴールドと呼ぶ。


1年以上熟成させたものはアネホと呼ばれ、エクストラ・エイジ・テキーラとも呼ばれる。また3年以上熟成となるとエクストラ・アネホと呼ばれる。(日本語で言うところの超!超!って感じですね笑)


テキーラといえばサボテンのイメージが強く、ヒガンバナ科の蘭が原料だと知ったときは驚いたものです。
知るほどに興味深いお酒の世界・・・あ、ちょうど今、彼岸花の季節ですね。
あちこちで赤、白、ピンク、黄色と繊細でスタイリッシュな姿に見惚れます。


ちなみに当店では、お通しテキーラと、駆けつけテキーラをショットでお出ししております。笑

2022/10/17 ジンときたら次はウオッカよね

ウオッカ


無色、無味無臭のロシアの国民酒ともいえるスピリッツ。
12世紀ごろからロシアで造られるようになり、ジーズナヤ・ヴァダー(命の水)のヴァダーがヴォドカ→ウオッカに変化したという説。


麦類、イモ類、トウモロコシなどの原料からアルコール度数95度以上の強いグレーン・スピリッツを造り、加水して40~60度に薄め、白樺や椰子を焼いて活性炭で作られた濾過槽を通過させて造られる。


レギュラータイプの他に果実や草などの香りをつけたフレーバード・ウオッカもある。
特に有名なものはズブロッカで、中にズブロッカ草が入っているのが特徴。
他にペルツォッカやザペケンカ、ナリウカ、スタルカなどが有る。


一部、モスコミュール好きなお客様用にジンジャーを漬け込み中の瓶が映っていますが、これで作るとパンチの効いた特別な一杯になります。

2022/10/16 ちょっとマティーニ

マティーニ


「カクテルの王様」マティーニ
基本形はジンとベルモットをステアしたものだが、ウオッカやラムをベースにしたもの、ギムレットやロブ・ロイ、マンハッタンなどの様に違う名前のものまで入れるとバリエーションは限りない。


アメリカでは「シルバー・ブレッド(銀の弾丸)」と呼ばれることもある。

オリジナル節も幾つもあり、それぞれが伝説となっている。


いずれにしても、レシピ自体は簡単で誰にでも作れるのがその人気の秘密とも言えるが、シンプルゆえにバーテンダーの技量が試されるカクテルとも言える。

カクテル言葉は「知的な愛」

ウォッカマティーニになるとカクテル言葉は「選択」となる。



店に来店されるお客様の中には、「バーに来たんだからマティーニを飲んでみたい」と言われる、映画007のジェームス・ボンドに憧れた年代の方が時々居られる。
「基本はジンベースですが、ジェームス・ボンドさんはウオッカマティーニをステアせずにシェイクでとのオーダーです。それでもかなり度数の強いカクテルですがよろしいですか?」と一応声をかける。


007スタイルでマティーニをお出しすると、喜んでは頂けるが、一口召し上がられると、度数の強さに目を丸くされ、そこから皆様なかなかお酒が進まない。笑


なかなか映画のようにカッコ良く飲めない強ーいカクテル。