bahamas-bar女子バーテンダーるなのブログ

女子バーテンダーの日々のお酒の勉強と実習(飲み)の記録です。試験に出るかも笑

2022/10/15 海の上で生まれたギムレット

D.ジン 3/4、  ライムj 1/4、  シュガー1tsp
  
ギムレットは19世紀、世界最強だった頃の英国海軍で艦に乗り組んでいる将校たちに、毎日ジンが支給されており、さらに東洋艦隊には、熱帯アジア産のライムの果汁が、酸化防止のために砂糖で甘味をつけて積み込まれていた。


そこで当時の軍医だったギムレット卿が長い航海の健康のため、官給品のジンをライム果汁で薄めて飲むことを提唱したのが、ギムレットの最初だという。


カクテル言葉は「遠い人を想う」、「長いお別れ」映画、レイモンド・チャールズの「長いお別れ(The  long  good bye)から由来しているといわれ、劇中の「ギムレットには早すぎる」という名ゼリフが有名。


これまでいろんな仕事をして、それに伴う資格も各種取得してきたが、今はそのどれも関係のない、バーテンダーをしている。


初めて飲んだお酒はギムレットだった。


東京で看護師をしていた頃に先輩看護師に連れて行かれた東京六本木のバーでビフィーター・ジンの瓶のデザインに惹かれて、酒の種類も名前もわからないままオーダーして初めて飲んだギムレット。
時を経て、まさか自分がバーのカウンターの中に立つことになるとは思ってもみなかったが、この時からきっとバーの魅力にとりつかれてしまったのかもしれない。
今でもギムレットは私の思い入れの強いカクテルとなっている。

2022/10/14 ジンは! お・ク・ス・リ!

ジンとは


とうもろこし、大麦、ライ麦などの穀類を蒸留し、ジェニパーベリー(杜松の実)やシナモンなどを溶け込ませたスピリッツ。


現在はオランダタイプのジンとロンドンタイブのドライ・ジンが有名。
無色透明で、爽やかな香りを持つスプリッツとしてカクテルのベースに多用されている。


※スピリッツとは「精神spirit」のことであるが、酒に関して使われる場合は蒸留酒を指す。
果実や穀類を発酵、蒸留して造った酒の総称で、アルコール度数が高く、長期貯蔵に耐える。果実系のブランデー、穀物家のウイスキー、ジン、ウオッカなどをいう。


17世紀前半、オランダのライデン大学の医学部教授シルヴィス博士がヒノキ科の常緑樹杜松の実の利尿作用に着目し、有効成分をアルコール度数の高い蒸留酒で抽出して利尿剤を作り出した。


これが効力も有るが、美味しいので、Genievre(杜松のフランス語)と呼ばれて大流行となった。
次第に杜松の他にキャラウェイ・シード、橙皮をはじめ数多くの香味植物を加え、現代のオランダ・ジンに近づき、オランダ商人による海外貿易で世界各地に広まった。
1672~74年の第3次英蘭戦争でイギリス兵士たちがジンの味を覚えたことや、77年にイギリス王家のメアリーと結婚したオラニエ公ウィレムが89年にイギリス国王を兼ねたこともあって、ジンを飲む習慣がイギリスで広まった。




一軒目の居酒屋さんでは、とりあえずビールのお客様が多いと思いますが、2~3軒目のバーに来店されるお客様はとりあえずジントニックなお客様が多い様です。

2022/10/13 ポール・ジローは外せない

ポール・ジロー


創業1650年

300余年の歴史を持つ「ジロー家」が伝統的製法を守り続け、一切の添加物を加えず手作業で造られる希少な数量限定品。

ひと目で判るシンプルなスタイルのボトルがまた良い。

グランシャンパーニュ・コニャックとしての円熟感、まろやかな口当たりと上品な甘さ、芳醇な香りが至極のブランデー。


バーを始めてまだ間もなく、お酒の知識も種類もお客様も少なくて、勉強も兼ねて良く観ていた動画「レモンハート」1話で再会の酒「ポール・ジロー」に憧れて入れたお酒15年。

初めて飲んでみた時の衝撃は今でも忘れません。

偏ったお酒の概念など吹き飛ばされました。


15年モノのボトルはあまりの美味しさに、お客様達とスイスイ飲んでしまって、空になっても思い入れが強くて飾ったままになっています。


その後、覚えていて下さったお客様に頂いた0年と、その後にランクアップして入れた25年。


田舎のバーに世界的にも数量限定の希少な「ポール・ジロー」が有るなんてと初見のお客様にも驚かれます。

バーがお好きなお客様は結構レモンハート観てらっしゃるんですね笑


35年モノのポール・ジローにはまだ手が出ませんがそろそろ棚に仲間入りしてもらっても良い頃かな。